先週末、ついに!
念願の狩猟に連れていってもらいました!!
朝8:00、車に乗せてもらい山へ!
車に無線機がついていて、猟友会のおじちゃん達の会話が聞こえてくるのがめちゃくちゃ面白かったです!笑
「おはようございます〜(↑)、お世話になります〜(↑)、この間はお世話になりました〜(↑)」と語尾をあげながら挨拶すると、同じ挨拶が返ってきます。
途中、鳥をしとめようとするお二人のやり取りが聞こえてきて、
「もっとこっちだよ!もっとこっち!」「どこだい?」「もっと右!あ〜いっちゃった」「わかんねえよ全然」
という煮え切らないかんじが、これもまた面白かった。笑
狩猟に行かない日も、みんな何してるかなあ〜と思って、スイッチをつけとくんだよと言っていました。
まずは車窓から足跡やけもの道を探しながら、林道を走ります。
この日行ったのは、中之条町の栃窪という地域。
今年は雪がほとんど降らないから、例年よりずっと見つけにくいそうです。
脇に少し積もった雪を頼りに、足跡を探すといくつか見つかりました。
イノシシもありましたが、猿の足跡がたくさん。実際に10匹くらいの群れを見ました。
猿のあしあと。足の指が長いです。
その他にもいろいろ動物が見れました!
カモシカ。高山にいるのより痩せています。
キツネ。タヌキの群れも見ました。
他の猟友会の人はそれぞれ別の山に入り、手がかりを探し、無線で連絡を取り合うのですが、
私を連れてきてくれたおじちゃんがこの地域でイノシシの足跡を見つけ、連絡すると皆さんが集まってきました。
チェックのシャツにオレンジのベスト、カーキのズボンと長靴が狩猟スタイル。
おじさまたち、めちゃくちゃかっこいいです!
アライグマの毛皮をおしりにつけている方も!
これをしてると座った時おしりがいたくないんだよと教えてくれました。う〜んおしゃれ!
集まって話し合ったあとはそれぞれに散らばります。
山の男たちが乗りこなすのはジムニー!(軽トラの方もいらっしゃいました)
ジムニーが何台も並んで走るのがかっこよかった!私もジムニー欲しい。。
足跡などの手がかりを見つけた場所の周りを取り囲むように、一人か二人に分かれて、車を降りて待機します。
猟犬がイノシシを見つけると尋常じゃないくらいに吠え、その存在を知らせます。
私もついて行かせてもらい、一緒に待ちました。シンとした山の空気が心地よかったです。
遠くからズドンッという銃声が響くと、無線で捕獲の知らせが。
捕獲されていたのは、子どものイノシシでした。ちょっと胸が痛みます。
山から引きずり出して、軽トラに乗せて運びました。
午前中に子どもが2匹獲れました。
"協力隊が来ると必ず獲れる"ジンクスを、こわさなくてよかった。笑
そのあと、お昼を食べ、午後ももうひとつの手がかりを囲んで待機しましたが、こちらでは獲ることができませんでした。
4時頃山を出て、会長のお宅へ。
お宅へ着くと、イノシシが台に乗せられ、解体が始まりました。
協力隊の同期が熊やイノシシの解体を見たことを聞いて、ずっと見てみたいとは思っていたけど...
実際はやっぱり...
見ておきたいような、見たくないような...と言ってちょっと遠くの方から見てました。
見事な刃さばきでした。
このあとすぐに、さばいたお肉を鍋や炒め物にして皆さんと一緒にいただきました。
命をいただくということ、「いただきます」ということの大切さをリアルに感じました。
「いのちの食べかた」という映画があります。
この映画は、今回感じたこととは真逆の実情、
ただ淡々と、体量の動物たちが機械によって解体されていく姿が映し出されています。
大量生産の時代、改めて、食べものの大切さを考えなければいけませんね。
とにかく貴重な経験をさせていただきました。
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評価:
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(2008-11-29)
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